☆☆ 『シンシア・エルモ・デイジー』の事が掲載された2017年4月の新聞記事 ☆☆
★★ 2017年04月02日 毎日新聞・朝刊・阪神版 ★★

入社式・入学式 新年度、一歩前へ /兵庫

 新年度が始まった1日、阪神間でも入社式や入学式があった。新社会人や新入生は、期待と不安の中、新たな一歩を踏み出した。【高尾具成】

◇社会貢献にも決意、宝塚で入社式 不動産会社、介助犬育成支援へ130万円
 宝塚市の不動産会社「ウィル」は、宝塚市逆瀬川1のアピアホールで入社式を開催。社が取り組む社会貢献を新入社員にも知ってもらおうと、介助犬の育成を支援するための募金計130万円を、NPO法人「兵庫介助犬協会」(北澤光大理事長)などに贈呈した。
 式では新入社員20人が決意を表明。介助犬使用者の木村佳友さん(56)が介助犬デイジーと一緒に「相手を思いやる気持ちを忘れずに」と新入社員に向けて激励した。兵庫介助犬協会のPR犬ウィルマが、鍵や携帯電話、冷蔵庫の水を使用者に届けるデモンストレーションを披露。また、全国で介助犬は74頭(3月1日現在)なのに対し、必要とする人は1万5000人と圧倒的に不足している現状も伝えられた。
 新入社員の國松拓実さん(22)は「自分の働きで、社会が少しでもよくなることにつながると分かった。多様な考え方を理解し尊重して、仕事に向き合いたい」と話した。
 ウィルは、2003年から介助犬育成支援を始めた。10年からは、住まいを販売するたびに、売り上げから募金を積み立てており、16年の募金総額は約132万円。100万円を兵庫介助犬協会に、30万円を毎日新聞大阪社会事業団の「シンシア基金」に寄付し、2万円は東日本大震災の被災地支援として贈る。

【写真】式後に木村佳友さん(前列左から4人目)らと記念写真に収まるウィルの新入社員たち=兵庫県宝塚市逆瀬川1のアピアホールで、高尾具成撮影


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