☆☆ 『シンシア・エルモ・デイジー』の事が掲載された2017年8月の新聞記事 ☆☆
★★ 2017年08月21日 毎日新聞・朝刊・阪神版 ★★

2017ボローニャ国際絵本原画展:車椅子でも見やすく 宝塚の木村さん、介助犬と鑑賞 /兵庫

 宝塚市の介助犬使用者、木村佳友さん(57)が20日、介助犬デイジー(ラブラドルレトリバー・雌5歳)と妻美智子さん(55)と一緒に西宮市大谷記念美術館を訪れ、開催中の「2017 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」(毎日新聞社など主催)を鑑賞した。
 木村さん夫妻は約1時間半にわたって、内外から寄せられた作品の一つひとつを学芸員の枝松亜(つぎ)子さんの解説を受けながら楽しんだ。デイジーは木村さんの車椅子の動きに合わせて静かに寄り添った。

 ボローニャ展は、子どもや車椅子利用者も観覧しやすいように、他の美術展より少し低い位置に作品を展示している。1998年からほぼ毎年、介助犬とともに訪れている木村さんは「ポップで明るい色彩のものや動物が描かれているものにひかれ、ゆっくりと楽しむことができました」と感想を述べた。
 一昨年と昨年に続き、館内を巡ったデイジーを見つめ、介助犬について話し合う親子連れらの姿もあった。木村さんは「介助犬の役割や理解を広げるよい機会にもなりました」と話した。
 ボローニャ展は9月24日まで。問い合わせは大谷記念美術館(0798・33・0164)。【高尾具成】

【写真】介助犬デイジーを伴い、ボローニャ国際絵本原画展を鑑賞する木村佳友さん(右端)と妻美智子さん(左隣)。左端が学芸員の枝松亜子さん。 =西宮市大谷記念美術館で


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