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［シンシア］ドラマロケ日誌　医療シーン、リアルに　／阪神

　毎日放送のドラマスペシャル「シンシア〜介助犬誕生ものがたり」のロケは２８日、宝塚市立病院などで行われた。
　５日目のこの日は、オートバイ事故に遭った木村佳友さんが再び歩くことができないことを、妻美智子さんに医師が告げる「まさに物語の始まり」（富田靖子さん）の場面などを撮影した。
　撮影場面が現実とかけ離れないよう「医療監修」をする大阪府立中河内救命救急センターの岸本正文医長（４０）は、木村さんと同じ部位をけがした患者のレントゲン写真を用意するなど徹底。「医療の諸問題をブラウン管を通して広く知ってもらえたら」と９５年からこうした仕事を手伝っており、「家族の本音を描写するドラマに医者が教わることも多いですよ」と話していた。　【堀江拓哉】

【写真】診察室でのシーンを撮影する富田靖子さんとスタッフら＝宝塚市立病院で