少し前の話になりますが、1月11日・12日に四條畷学園短期大学で、日本身体障害者補助犬学会の学術大会が開催されました。
　12日の学術大会には別件があり参加できませんでしたが、11日の「ほじょ犬ひろば」と「懇親会」に、エクラと一緒に参加してきました。

●ほじょ犬ひろば
　1月の寒空の下、屋外でのイベントでしたが、思っていたより暖かく、快適に過ごせました。兵庫介助犬協会や日本介助犬協会をはじめとする補助犬団体がブースを出店し、デモンストレーションを交えながら補助犬の広報活動を行いました。
　エクラは、関西盲導犬協会出身で、その後、兵庫介助犬協会に譲渡され、訓練を受けて僕の介助犬になりました。今回、関西盲導犬協会の方も来られていたので、エクラを紹介しに行ったところ、「エクラのことをよく覚えています」と言ってもらえ、とても嬉しかったです。

●懇親会

　夜の懇親会では、久しぶりにお会いする方が多く、とても楽しい時間を過ごしました。
また、介助犬業界を牽引してきた第一人者である高柳友子先生とも久しぶりにお話しすることができ、有意義な時間となりました。

●補助犬受け入れの課題
　この日、コーヒーを飲もうとレストランに入ろうとしたところ、受付で「ペットの入店はできません」と言われてしまいました。
　「ペットではなく介助犬であり、法律で同伴受入が義務づけられている」と説明し、店長さんにも確認してもらいましたが、それでもNGとの返事。
　諦めようかとも思いましたが、もう一度「補助犬同伴の拒否は法律違反なんですよ。きちんと確認してください」とお願いしたところ、本部に確認してくれ、最終的にはOKとなりました。
　このように、会社として補助犬同伴を認めていても、お店のスタッフまで周知されていないケースは、まだまだ多いのが現状です。最近では、短期のアルバイトなど、研修を受けずに接客に立つケースも増えているようですが、補助犬同伴の受け入れ義務については、しっかり周知徹底してほしいと改めて感じました。