3月14日、日本介助犬協会の創設30周年記念式典に出席するため、エクラと一緒に東京へ行ってきました。
　式典には約200名の方が出席し、30周年を祝ってくださいました。
　来賓の方々の挨拶に加え、介助犬サポート大使の活動紹介や、介助犬のデモンストレーションも行われました。
　また、サポート大使である橋幸夫さんと安藤美姫さんによる介助犬体験もあり、会場は大いに盛り上がりました。

　僕はジェネラルマネージャーの水上さんとともに、日本介助犬協会の前身である「介助犬協会」が設立された頃の話をしました。
　シンシアは1996年、日本介助犬協会の第一号として認定され、日本で3頭目の介助犬となりました。当時の事務所はスタッフの自宅を利用し、訓練は近くの公園や広場で行うなど、現在とは比べものにならないほど厳しい環境でした。

　水上さんは、僕とシンシアの講演を聴き、介助犬トレーナーになることを決意。単身で上京し、日本介助犬協会の創成期から活躍してくれた方です。

　それから30年が経ち、少しずつ体制が整い、多くの方々の協力のもと、身体障害者補助犬法が成立。介助犬の訓練事業が社会福祉事業として認められ、JA共済様のご支援のもと、社会福祉法人として認可され、活動の幅が広がりました。さらに、愛知県には介助犬総合訓練センター「シンシアの丘」も開所されました。

　こうした発展は、スタッフの皆さんの努力と、多くの方々のご支援のおかげです。
　皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。
　これからも皆様のご支援が不可欠です。日本介助犬協会の活動をどうぞよろしくお願いいたします。