4月１日は、不動産関連会社のウィルさんの入社式＆寄付金贈呈式に、エクラと一緒に出席してきました。
ウィルさんは1993年に創業されており、2003年に会長の伊知地さんが、僕たちのドラマ「シンシア～介助犬誕生ものがたり」を偶然見て下さり、僕たちが宝塚市を中心に介助犬の普及に取り組んでいることを知って、介助犬への支援を始めて下さいました。
偶然ですが、日本で介助犬の育成が始まったのも、シンシアが生まれたのも1993年です。そのため、ウィルさんも介助犬も今年がちょうで30周年です。介助犬はまだまだ普及していないので、ウィルさんのようにどんどん発展していきたいです。
入社式が終わった後、寄付金贈呈式が行われました。
まず最初に、広報の方から新入社員の皆さんへ、会社の社会貢献活動や介助犬支援についての説明がありました。
社員の皆さんに会社の社会貢献活動を理解してもらい、社員の主体性を引き出しながら、社員主体の社会貢献活動を展開するためです。
プロゴルファーの上田桃子選手がバーディーの数に応じた金額を日本盲導犬協会へ、ジャイアンツの菅野投手が勝利数に応じた金額を日本介助犬協会へ寄付されています。同じように、ウィルさんは、契約件数に応じた金額を寄付する契約募金制度を2010年に開始し、介助犬関連団体に寄付してくれています。
長年に渡って継続的に寄付してくれるのもとても有り難いですし、業績が良いと寄付が増えるのも嬉しいです。
今年も、兵庫介助犬協会と毎日新聞大阪社会事業団・シンシア基金へ寄付してくれ、シンシア基金への目録は、僕とエクラが代理で受け取りました。
また、介助犬総合訓練センター「シンシアの丘」がある名古屋地区の契約分については、日本介助犬協会へ寄付されるので、後日に「シンシアの丘」で寄付金贈呈式が行われるそうです。
介助犬のデモンストレーションでは、トレーナーさんが、障がい者の不自由な生活や介助犬の重要性を説明しながら、ＰＲ犬のアリシアが、スマフォを探して持って来たり、冷蔵庫の中のＰＥＴボトルを持ってくるなどの作業を披露してくれました。
皆さんがお利口なアリシアに感心され大きな拍手を送ってくれたので、アリシアも満足気でした。また、アリシアがブンブン尻尾を振っている様子を見て、介助犬が喜んで作業していることも理解してもらえたと思います。
最後に、新入社員の代表の方に、車いすや介助犬の作業を体験してもらいました。
まず、車いすに乗って、僕のように手指が不自由な人が使っているリーチャーを使って物を拾ってもらいました。
リーチャーは、指し棒の先にＬ字の六角レンチがつけてあり、ベルトで手に固定します。リーチャーでは、拾える物が限られますし、拾えても時間がかかります。
しかし、介助犬は、それらをあっという間に拾って渡してくれるんです。
体験した人だけで無く、見ていた新入社員の皆さんにも、身体が不自由な人にとって、介助犬が重要だということを実感してもらえたと思います。
今後とも、介助犬へのご支援をよろしくお願いします。
