デイジーは、兵庫県西宮市にある兵庫介助犬協会で訓練を受けました。2014年9月に初めてデイジーと対面し、僕の障害やニーズ、デイジーの資質や性格を考慮した結果、彼女が僕の3代目介助犬候補に選ばれました。その後、合同訓練を経て、2015年2月に身体障害者補助犬法（補助犬法）に基づく121頭目の正式な介助犬として認定されました。

　新型コロナウイルスの影響を受けながらも、デイジーは120回にわたる講演やイベントで、的確なデモンストレーションを披露してきました。シンシアやエルモと同様に、デイジーも補助犬の普及啓発に尽力しています。2022年12月5日には、岸田総理との面会にも同伴しました。
　性格は、のんびり屋のエルモと比べると少し活発な面がありますが、作業意欲はエルモ以上です。大雑把に言うと、シンシアとエルモの中間の性格で、特にメス同士ということもあり、シンシアに近いかもしれません。

　デイジーは、いつも元気で、僕の不自由な生活をしっかりとサポートしてくれていました。しかし、兵庫介助犬協会の規則によれば、11歳までに介助犬は引退しなければならないということで、後継犬のエクラが認定された2023年2月に、デイジーは引退しました。
　デイジーは認定されてから8年間、僕の不自由な生活を支え、介助犬の普及啓発にも貢献してくれました。その活躍にはとても感謝しています。

　今は（2024年5月現在）、デイジーは我が家の愛犬として、後継のエクラと一緒に元気に過ごしています。

（犬種）ラブラドールレトリーバー　（性別）メス　（毛色）イエロー
（生年月日）2012年03月14日　京都府生まれ
（介助犬歴）2015年02月13日～
（育成団体）ＮＰＯ法人　兵庫介助犬協会

◆主なメディア
　アンカーのおともだち（関西テレビ、2014年11月11日）
　ワギングテイル（サンテレビ、2018年5月27日）
　坂上どうぶつ王国３時間スペシャル（フジテレビ、2019年8月23日）
　笑顔にキッス（サンテレビ、2021年6月12日）
　報道特集（サンテレビ、2022年12月1日）

◆主な受賞
・兵庫県動物愛護協会「功労動物表彰」